ファイル名を指定して実行ってなに?

「Windows + R」で起動するアレ この記事はWindowsの操作速度向上の為のTipsとして記載する

能書き

「ファイル名を指定して実行」には以下のような特徴がある コマンドプロンプトと似ているけど違う箇所もある…

  • カレントフォルダは「C:\Users[ユーザー名]」
    • それは下記のコマンドを打ち込んだ結果から確認出来る
    • .(ドット x 1個) : C:\Users[ユーザー名]
    • ..(ドット x 2個) : C:\Users
    • ..(ドット x 2個→¥) : Cドライブ直下
  • 環境変数のPathを指定している箇所の直下にあるプログラムを実行出来る
    • ただし、「C:\Users[ユーザー名]」直下に配置したファイルは開けない(Pathが通っていない為) -優先順位はPathの左側に記載されたものから順番
    • 「ftp」や「calc」等が被ったりするのでそれで判断する
  • ショートカット(.lnk)や実行ファイル(.exe)の場合、拡張子は必要なし

WindowsはGUIが強いと思われがちだが、デフォルトの挙動はMacと比べてかなり悪い。 デフォルトの挙動を維持しつつ、Macの操作性に近づく為の試行錯誤の結果を記載していきたい

操作手順

第一段階:ショートカット置き場用フォルダの管理

まずはショートカット置き場専用のフォルダを用意して、その中に使用頻度の高そうなショートカット(.lnk)を投げ込んでいく 環境変数のPathの末尾に「ショートカット置き場フォルダのアドレス」を登録する

面倒であれば既にPathの通っている「C:\Windows\System32」あたりにぶちこんでも良さそうだが、後々の管理で死ぬと思われるので非推奨

この時点で「Windows+R」でファイル名を指定して実行を起動し、 ショートカット名を入力すればそのファイルが実行出来る。便利!

第二段階:名称の変更&リンクの取捨選択

ショートカットは名称にもこだわろう よく使うファイルは出来るだけ3〜4文字に収める

以下は例 - RLogin → ssh : 用途から命名 - FireFox → fox : 単純に省略 - SubLime Text → slt : 頭文字を取る

フォルダもショートカットに出来るので活用するが、 この時にショートカットの数はあまり多くなり過ぎないように注意 似たような違うファイルのショートカットを大量に作るより、複数のショートカットの入ったフォルダのリンクを用意する手段もありか?

第三段階:Windows + Rの廃止

ここまで行くと「ファイル名を指定して実行」が便利過ぎて離れられなくなるが、 Windowsキーの位置がひどすぎる 両手を使う+左手を折りたたむ必要があり、左手を折りたたむ方法の場合、左右のCtrlやAltに絶対に指が当たるのでデフォルトの運用は避けたい

無理やりキーボードを改造して…もありだが、 シンプルにランチャーソフト+ファイルで代用出来るので紹介

その辺にrun.vbsという名前でファイルを作成

Set Shell = WScript.CreateObject("Shell.Application")
Shell.FileRun

参考:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q119485521

これをショートカットキーで動くようランチャーに設定 個人的に使っているランチャーは「HotkeyP」で「Ctrl + ¥」を指定した

HotkeyP http://sourceforge.net/projects/hotkeyp/